2024-04-15から1日間の記事一覧
①朝鮮時代にも業務に慣れていない新入官吏たちのための本があった。必要な知識を要領良く選んで作った本という意味の『攷事撮要』である。これは、一種の百科事典で、12回修正増補されたのだか、外交や行政実務、実生活に必要なノウハウがまとめられている。…
①朝鮮時代の官職数は両班層が必要とする需要にかなり満たなかった。『経国大典』によると、都と地方、文武、雑職を合わせた全ての官職は約5,000〜6,000個だった。しかし、その中で両班が進出できる官職は約2,200個で、中心となる要職は約300個に過ぎなかった…
①科挙制度は、958年、高麗の第4代王・光宗が双冀の提案を受けて、初めて実施した。最初は、選抜過程が比較的単純だったが、官僚制が整備されて科挙が重要視され、それにより、複雑な規定が一つずつ設けられた。特に、朝鮮時代になるにつれて、科挙制度はより…